新作紹介
3ボタンヘンリー白地ベース斜め縫い絞り。
お待たせしました、今季の白ベースです。
前身と後身の柄の雰囲気を変えた所が特徴です。
柄の部分が滲んだ様になってますが、無くなっていきます。「あく」なんです。
気温が上がるこの時期、染め液のpHアルカリを高くします。真空館の商品は厚地の物が多く、それをしっかり濃く染める為と、気温の影響でpHの下りを抑える為です。
pHが高いと「あく」が、こんな感じに。
以前に「このままが良い」と言われるマニアックなお客様が居られ、非常に難しい事をご説明しました。その上で、柄の周りだけを薄く染めると言う、高難度の別注をお受けした事がありました。思い出します。
白字ベースは、手間は掛かりますがクールです。
新作紹介
10ボタンスタンドヘンリー 肩唐松絞り朱刺し。
ベースも画像より濃色に染めてます。
絞りの白地部分と、朱染めの長短で動き演出。更に、朱に刷毛目も入れました。
久しぶりに、真空館らしいインパクトのある一作。
着た時の印象が立体的になり、かなりgoodです。
以前に3ボタンで近いイメージの物を作りましたが、柄のバランスやテクニックは別物です。
実物に、ご期待ください。
新作紹介
レギュラークルー センター絞りボーダー。
ボーダー柄は真空館では珍しいですが、左右の袖から脇に掛けての濃淡がポイント。
癖がありながらも爽やかで、服を選ばず多くのアイテムに合わせやすい1作です。
リゾートでも良いですね。
実はこの絞り、そして左右の濃淡の色分け、かなりの手間と高い難易度なんです。
新作紹介
1ボタンヘンリー ろうけつ+朱刷毛染め。
ろうけつの白地部分に、朱のラインを染めました。
完成後、抽象的で器物の様な、水墨画の様なイメージを感じました。
この作風こそ真空館らしく、柄の制作工程は全て一筆で仕上げ、ミスを許されない一発勝負です。また、同じ柄はできません。
きょうは肌寒いですが、これから半袖物の時期です。
画像より実物は、もっと濃色です。
よろしくお願いします。