新作紹介
2021年12月4日
レギュラーカラーシャツ 板締めぼかし。
3種類の太さの違う糸を、縦糸、横糸に使い小さなチェック柄の様な折が特徴的な生地。希少な生地なので手の込んだ染めにしたいのは、染め師の本能です。
不規則な濃淡の力作です。
クルーネックロンT ろうけつはけ目丸。
真空館らしいろうけつです。染めろうの温度差による濃淡が、この染め技法の特徴です。
ろうけつのこの柄、朱を入れたくなってます。


麻綿混素材の2型です。
オープンシャツ 板締め板ずらし。
微妙なグラデーションと、抽象的な不均等な柄で夏感を出したつもりです。
長袖シャツ 本藍濃色無地。
麻素材独特の本藍染めの色合いです。
綿100%の素材とは違うこの色は、本藍染めが好きな人には響いてしまいます。
この麻綿素材の縫製は、特別に丁寧な物にしております。
長い期間の着用耐え、風合いと経年の変化を楽しんでいただきたいと思っております。
3ボタンヘンリー白地ベース斜め縫い絞り。
お待たせしました、今季の白ベースです。
前身と後身の柄の雰囲気を変えた所が特徴です。
柄の部分が滲んだ様になってますが、無くなっていきます。「あく」なんです。
気温が上がるこの時期、染め液のpHアルカリを高くします。真空館の商品は厚地の物が多く、それをしっかり濃く染める為と、気温の影響でpHの下りを抑える為です。
pHが高いと「あく」が、こんな感じに。
以前に「このままが良い」と言われるマニアックなお客様が居られ、非常に難しい事をご説明しました。その上で、柄の周りだけを薄く染めると言う、高難度の別注をお受けした事がありました。思い出します。
白字ベースは、手間は掛かりますがクールです。